大粒卵形ミルフィオーリ

大粒卵形ミルフィオーリ

これは最近ではあまり見ることがなくなった大粒の卵形ミルフィオーリです。この手の物としては入手できたのはこれがまだ2回目。今回の方が大粒です。

模様から見るとベネチアのモレッティのものでしょうか。

良質な古いミルフィオーリはどんどん入手しづらくなってきています。

ティアドロップ型ミルフィオーリ

ティアドロップ型ミルフィオーリ

これは珍しいティアドロップ型のミルフィオーリです。多分製造はベネチア・ムラノ島のモレッティ工房です。

この種の玉は結構長い間作られているので正確にいつのものかを判断することは困難ですが、比較的穴の直径が大きいところを見ると、早い時期のものではないかと思います。

ちなみに最近の玉はテグスやワイヤを通すために、穴が非常に小さくなっています。

ねじりストライプのエルボー

ねじりストライプのエルボー

この2本の玉は非常に美しいですが、ミルフィオーリの仲間です。

ミルフィオーリはまずcaneと呼ばれる切る前の金太郎飴のような模様が入ったガラス棒を作ります。これを薄く切って芯にしたガラスの回りにくっつけて整形するのが普通の作り方。

この2本はcaneを縦に並べてくっつけてねじり、そこにアクセントとして薄切りの模様を入れ込んである、凝ったつくりです。

配色もよくとても上品で良い玉です。

美しいミルフィオーリとシェブロン

美しいミルフィオーリとシェブロン

このミルフィオーリはベネチアの多分モレッティ工房の初期のもの。1920年前後ではないかと思います。一緒についている赤と黒のシェブロンも同じ工房の同じ時期のものでしょうか。全体のバランスもよく非常に美しい一連です。この連を買ったことによって僕は「一線を超えて」しまいました。

トンボ玉には個々の玉の美しさもありますが、一連となったときにオーラを発しているものもあります。この一連はそのようなものでした。インパクトの強さは並みではありませんでした。

写真をクリックすると大きなものが見られます。

これもミルフィオーリ?

これもミルフィオーリ?

最初この玉はなんだかわかりませんでした。

一瞬「うんシェブロン?」

「いや、モザイク芯玉かな?」

「まてよ、でもこの色合いは1800年代のシェブロンのものだな」

本を調べたら出ていました(本は下に紹介)。この本、日本のアマゾンでは手に入らないので、アメリカのアマゾンから取り寄せました。

正体はミルフィオーリ用の cane (金太郎飴のように切って使う模様のためのガラス棒)を重ねてくっつけ、それをシェブロンのように削って模様が見えるようにしたもの。

うーん。本には「これもミルフィオーリ」と書いてあるけど、製法的には途中からミルフィオーリじゃないじゃん。確かにミルフィオーリの材料を使って同時代に同じ工房で作られたんだろうけど。

Millefiori Beads from the West African Trade (Beads from the West African Trade, Vol VI)
John Picard
Picard African Imports 01 March, 1991

金の帯の入ったミルフィオーリ

金の帯の入ったミルフィオーリ

トンボ玉にはそれぞれファンが付いています。イスラム玉を集める人、シェブロンの熱烈な収集家、そしてアクセサリーを作る人が好むのはやはりファンシーとミルフィオーリでしょうか。特に美しい模様が多いミルフィオーリは誰もが気に入ります。

今日紹介するのは今までたった一個しか手に入れていない金色の帯の入ったミルフィオーリ。さほど古いものではなく、多分20世紀に入る頃か、入ってからのベネチア製だと思います。

これはショップで4万円を付けておきました。この値段なら簡単には売れないだろうと思ったのです。

ところが…3日目に売れてしまいました。熱烈なファンならとんぼ玉にいくら出すか、ということを知らなかった僕が未熟でした。

それ以来あまり早く手放したくない玉にはとんでもない値段を付けるようにしています。